2015年1月18日日曜日

VMware Fusion 7上のWindows 8.1でUSキーボードを使う方法

VMware Fusion 7上のWindows 8.1でUSキーボードを使う方法をメモしておきます.

レジストリエディタ(regedit.exe)を起動した後,次のレジストリエントリにある値を下記の表のとおりに設定します.

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters

値の名前 値の種類 値のデータ
LayerDriver JPN REG_SZ kbd101.dll
OverrideKeyboardIdentifier REG_SZ PCAT_101KEY
OverrideKeyboardSubtype DWORD 0
OverrideKeyboardType DWORD 7

[1] コンピューターに USB キーボードを接続したときに Windows で正しいキーボード レイアウトが使用されないことがある, http://support.microsoft.com/kb/927824

2015年1月11日日曜日

[読了]Hooked ハマるしかけ

「Hooked ハマるしかけ」を読みました.

Nir Eyal, Ryan Hoover: Hooked ハマるしかけ, 翔泳社, 2014-05 [アマゾン, 楽天]

本書についてのメモを以下に記しておきます.

習慣とは,無意識,あるいは,ほとんど意識しないままに行われる行動のことである.ある種のビジネスにとって,プロダクトの習慣化は,成功の必須要素となる.本書で記されているフック・モデルはそのための効果的な枠組みを提供する.

フック・モデルは,トリガー,アクション,リワード,インベストメントという4つのフェーズをスパイラルに回して,プロダクトの習慣化を図ろうとするものである.使うきっかけを与え(トリガー),使っている最中は心地よさを感じさせながら(アクション),好感を持って使い終わるようにし(リワード),そして,次に使う準備をユーザにしてもらうようにすれば(インベストメント),プロダクトは継続して使われる可能性が上がる.

フック・モデルの各フェーズにおいて示されている方針は,心理学等の研究成果に基づいたものなので,それに従ったプロダクトを開発すれば,そのプロダクトに高い習慣化能力を持たせることができるように思える.長期的な利用を狙ったプロダクトの開発にちょうど携わっているので,このプロダクトにフック・モデルを適用させてみたい.

2015年1月10日土曜日

サーブレットでネイティブライブラリを使う方法

サーブレットでネイティブライブラリをロードする方法についてメモしておきます.

java.lang.Systemクラスのloadメソッドを使うと,Webアプリケーションの範囲外に特別な設定をせずにネイティブライブラリをロードすることができます.例えば,OpenCVのネイティブライブラリが,次のように配置されている場合,

/opt/local/share/OpenCV/java/libopencv_java2410.dylib
java.lang.Systemクラスのloadメソッドを次のように記述すれば,そのライブラリをロードできます.
System.load("/opt/local/share/OpenCV/java/libopencv_java2410.dylib");

Javaアプリケーションの場合,ソース内では,java.lang.SystemクラスのloadLibraryメソッドを使い,

System.loadLibrary("opencv_java2410");
javaコマンドのオプションでネイティブライブラリのディレクトリを指定すればよいのですが,
java -Djava.library.path=/opt/local/share/OpenCV/java/ ...
これをjava.lang.SystemクラスのsetPropertyメソッドを使って肩代わりさせようとすると,ライブラリのロードに失敗します. どうも「java.library.path」の値は,起動時のものが使われるようで,その後に内容を変更しても使われないみたいです.

そういうわけで,Webアプリケーションで閉じた方法を探していたところ,上記の方法にたどり着きました. 絶対パスが入っているので,環境依存にはなるのですが(必要なら動的に変更できるようにすればいいし), アプリケーションサーバの設定を触らなくていいので,こちらのほうが自分の好みに合います.

2015年1月7日水曜日

java.lang.ClassクラスのgetResourceメソッド

java.lang.ClassクラスのgetResourceメソッドについてメモしておきます(裏はとってないので,あくまで自分の推測です).

java.lang.Class#getResourceがリソースを探索する際の起点は,CLASSPATHに指定されたパスになる.

例えば,「HogeHoge.class」というプログラムと「hogehoge.txt」というファイルが,次のように配置されている場合,

/tmp/bin/HogeHoge.class
/tmp/etc/hogehoge.txt
「HogeHoge.class.getResource("hogehoge.txt")」が「hogehoge.txt」のURLを返すためには,
java -cp "/tmp/bin:/tmp/etc" HogeHoge
というように「hogehoge.txt」が置かれたディレクトリのパスをCLASSPATHに指定してプログラムを実行する必要あります. ちなみに,HogeHogeクラスのソースは以下のとおりです.

import java.net.URL;
public class HogeHoge {
    public static void main(String[] args) {
        URL url = HogeHoge.class.getResource("hogehoge.txt");
        System.out.println(url);
    }
}

また,HogeHogeクラスがhogehogeパッケージのクラスの場合,つまり,ソースが次の場合,

package hogehoge;
import java.net.URL;
public class HogeHoge {
    public static void main(String[] args) {
        URL url = HogeHoge.class.getResource("hogehoge.txt");
        System.out.println(url);
    }
}
ファイル構成は次のようになり,
/tmp/bin/hogehoge/HogeHoge.class
/tmp/etc/hogehoge/hogehoge.txt
コマンドは次のようになります.
java -cp "/tmp/bin:/tmp/etc" hogehoge.HogeHoge