本論文では,漢字には複数の読みがあるという点に着目した漢字の読み振りシステムを提案している.著者らが開発した従来のシステムでは,漢字の表記を学習する学年とユーザの学年とを比較して,漢字に読みを付与するかどうかを決定するが,本論文で提案されたシステムでは,漢字の読みを学習する学年とユーザの学年とを比較して,漢字に読みを付与するかどうかを決定する.
注目フレーズ
[1] 榎本 聡, 室田 真男, 清水 康敬: 「音訓の読み方」と「ふりがな表記」に対応した漢字かな自動変換サーバの開発, 教育システム情報学会論文誌, Vol. 17, No. 3, pp. 275-284, 2000-12
- 日本語特有の「漢字表記の問題」がある.
- 小中学生は段階的に漢字を学習するため,読むことができない漢字も多数存在する.
- インターネットを使った学習を進めるためには,子供たちがWWWページを読めるようにする必要がある.
- 学年別漢字配当表
- 学校教育における外来語及び音訓の取扱いについて
- 常用漢字表
- 送り仮名の付け方
- システム形態:CGIプロキシ
- 支援方法:読み振り
- 利用者語彙力:離散有限値(10段階),申告制(初回・中途),固定
- 語句難易度:離散有限値(10段階),初期設定,固定
[1] 榎本 聡, 室田 真男, 清水 康敬: 「音訓の読み方」と「ふりがな表記」に対応した漢字かな自動変換サーバの開発, 教育システム情報学会論文誌, Vol. 17, No. 3, pp. 275-284, 2000-12
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